えぐみのある食材は、おいしく食べたいけど、苦手だなと思っている方も多いのではないでしょうか。
えぐみは好まれない不快な味です。舌にまとわりつくような苦味や、舌がざらざらする感覚など、舌の味覚だけでなく、嗅覚や触覚にも影響を与えると言われています。
そんなえぐみですが、実は取り方次第で、おいしく食べることができるんです。
本記事では、えぐみの意味や原因、取り方について、わかりやすく解説していきます。
えぐみが苦手な方も、ぜひ参考にしてみてください。
えぐみの意味とは?

えぐみは好まれない不快な味
舌にまとわりつくような、苦く不快な味で、苦味と似ていますが、ざらざらする感覚があります。
えぐみは、苦味や収れん味に比べて、舌に残る時間が長いと言われています。
えぐみの正体は食材の灰汁(アク)
灰汁(アク)は、シュウ酸やタンニンなどの成分からなります。
シュウ酸は、尿路結石の原因になると言われていますが、健康な成人であれば、摂取量を気にする必要はありません。
コーヒーや紅茶、煎茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害すると言われています。
そのため食事と一緒に摂らない方が無難です。食後にどうぞ。
これらの他にもえぐみの元となる成分はあります。
詳しくは下記の記事で解説しているのでどうぞ。

えぐみの取り方

代表的食材のえぐみを取る方法
ここでは、以下の代表的な食材について、えぐみを取る方法を紹介します。
タケノコ
タケノコは、米ぬかや米の研ぎ汁、あるいは生米を使ってえぐみを抜く方法があります。
忙しい時は、電子レンジを使うと時短になりますよ。
詳しい解説は下記の記事をご覧ください。

じゃがいも
じゃがいものえぐみの原因はソラニンやチャコニンという成分です。
芽や皮に多く含まれており、成分が多く発生しないように防いだり、取り除いたりすることで、えぐみを抑えることができます。
詳しくは下記記事で解説しています。

おいしく食べる方法
えぐみのある食材を、他の食材と組み合わせることで、おいしく食べることができます
たとえば、タケノコは、だしで煮込むとえぐみが抑えられ、おいしく食べられます。山菜は、天ぷらや炒め物にしてもいいですね。
また、えぐみは、人間の味覚だけでなく、嗅覚や触覚にも影響を与えると言われています。
えぐみは、舌にまとわりつくような苦味や、舌にざらざらする感覚など、舌の味覚だけでなく、嗅覚や触覚にも影響を与えると言われています。
たとえば、タケノコを食べる際には、タケノコ特有の匂いが、えぐみを感じさせる原因の一つと言われています。また、タケノコの表面のざらざらした触感も、えぐみを感じさせる原因の一つと言われています。
そのため、えぐみのある食材を食べる際には、口の中をすすぐなどして、えぐみを軽減させる方法も有効です。
まとめ
えぐみは好まれない不快な味です。えぐみの原因は、食材の灰汁(アク)であり、その主な成分はシュウ酸やタンニンなど様々です。
えぐみを取る方法には、水にさらすなど食材ごとに適した方法があります。また、えぐみのある食材を他の食材と組み合わせることで、おいしく食べることもできます。
えぐみは、人間の味覚だけでなく、嗅覚や触覚にも影響を与えると言われています。そのため、えぐみのある食材を食べる際には、口の中をすすぐなどして、えぐみを軽減させる方法も有効です。