- 「ブロッコリーにえぐみがあるけど消したいな」
- 「ブロッコリーのえぐみの原因と対処法を知りたいな」
こんな悩みをお持ちではないですか?
この記事では、ブロッコリーのえぐみについての悩みを解決します。
具体的には、
- ブロッコリーのえぐみは消せません
- ブロッコリーのえぐみの原因と苦味を抑える方法
の順番に紹介していきます。
たった3分で読める内容になっていますので、気楽に読んでみてください!
ブロッコリーのえぐみは消せません
結論、ブロッコリーのえぐみは消せません。
ブロッコリーのえぐみにはさまざまな原因があるからです。
このあと詳しく解説しますが、たしかに、対処法はあり、一定程度抑えることはできます。
しかし、程度の問題であり、すべての原因に対応したものではありません。
したがって、あくまで抑えることができるだけで、消せるわけではないのです。
とはいえ、えぐみを抑える方法を知りたい人もいると思うので・・・
えぐみを引き起こす原因について説明したあと、対処法について解説していきます。
さらに最後に、よくある疑問についてもあらかじめ回答するので、最後までよく読んでくださいね。
ブロッコリーのえぐみの原因と苦味を抑える方法
原因3つ
成分
ブロッコリーはアブラナ科の植物で、「イソチオシアネート」や「シュウ酸」といった苦味成分が含まれており、これらがえぐみの正体です。
またブロッコリーに含まれる「ミロシナーゼ」という酵素が含まれており、これが「グルコシノレート」を「イソチオシアネート」へ変化させる働きがあります。これがえぐみや苦味を増大させているのです。
収穫時期が旬以外のもの
ブロッコリーの収穫時期が、旬(11月〜3月頃)以外だとえぐみや苦味が多いことがあります。
旬のブロッコリーは栄養価が高く、甘みがあるといわれます。
ちなみに、冷凍のブロッコリーは旬の時期に収穫しているのでえぐみや苦みが少ないことが多いです。
一方、外国産のものは苦味が多い傾向にあるようです。
鮮度の問題
ブロッコリーの鮮度が落ちるとえぐみや苦みが増加します。
えぐみを避けるならば、なるべく鮮度のよいものを選ぶようにすることが大事です。
対処法1つ
ブロッコリーのえぐみを抑えるための対処法は1つです。
すなわち、「ゆでる」ことです。
ゆで方にポイントが2つあります。
ゆで方のポイント①:丸ごとゆでる
ブロッコリーをゆでる際は、丸ごとゆでましょう。
先に小房に分けて切ると、先程の「ミロシナーゼ」が働きイソチオシアネートを増大させてしまうからです。
先にゆでることで、ミロシナーゼは働かず、グルコシノレートのまま残るのです。
なので、ゆでる際にはちょっと大きめの鍋を用意してくださいね。
ゆで方のポイント②:塩を加える
ゆでる際には、塩を入れましょう。
塩を入れることで、ブロッコリーの甘みが引き立ち、代わりに苦みが気にならなくなるからです。
よくある質問
レンジでチンする方法
忙しいときなど、お湯を沸かすのが手間に感じるときがありますよね。
では、電子レンジを使ってブロッコリーのえぐみを抑えることはできるのでしょうか。
結論としては、えぐみを抑えることはできません。
お湯でゆでるのとは違い、栄養素が逃げにくいというメリットもあるのですが、「えぐみや苦みを抑える」という点についていえば、電子レンジは使わないほうがいいですね。
苦いブロッコリーは食べても大丈夫か?
イソチオシアネートやシュウ酸による苦みなら食べても問題ありません。
イソチオシアネートは抗酸化作用があり、人体に害はありません。
一方でシュウ酸は結石の原因になるため、多量に食べると害があります。
あく抜き(ゆでること)をすればシュウ酸を減らすことができるので、あく抜きをするようにしましょう。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- ブロッコリーのえぐみは消すことはできない。あくまでも抑えることができるだけ。
- ブロッコリーのえぐみの原因:①苦み成分、②収穫時期、③鮮度
- 対処法:ゆでる(丸ごとゆでる、塩を入れる)
赤ちゃんから大人まで親しみのある野菜のブロッコリー。
せっかく食べようと思っても、えぐみがあると食べにくく残念になりますよね。
この記事で紹介した方法でえぐみを抑えて食べることができたら幸いです。
では今回はこのへんで!